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- 2026/10/16 09:02 掲載
米プルーフポイント、ヴァロニスを63億ドルで買収へ データとAIの保護で最大級に
この価格は、売却のうわさが出る前の6月22日の終値(32.71ドル)に対して52%、9月1日の終値(42.35ドル)に対して17%のプレミアムを上乗せした水準。企業価値は直近12カ月の売上高の8.4倍、フリーキャッシュフローの53倍にあたるという。ヴァロニスの取締役会は全会一致で承認した。
資金は、プルーフポイントを傘下に持つ投資ファンドのThoma Bravoが出資と融資のコミットメントで手当てした。オンタリオ・ティーチャーズ・ペンション・プランも出資する。完了は2027年上期の見込みで、ヴァロニスの株主と規制当局の承認が条件となる。完了後、ヴァロニスは米ナスダックでの上場を廃止する。
統合後は、1万6,000社超の企業を顧客に抱え、データとAIのセキュリティで最大級の企業になるとしている。機密データの発見と保護、人とAIによるアクセスの制御、データ損失の防止を、ひとつのプラットフォームで提供する考えだ。
ヴァロニスのヤキ・ファイテルソンCEOは「我々の使命は、AIとそれを支えるデータを守ることだ」とコメントした。プルーフポイントのスミット・ダワンCEOは、メールなどの通信、アイデンティティ、権限、データ、AIをつなぐことで「インテリジェンスの優位性を生み出す」と説明している。
アドバイザーは、ヴァロニス側がゴールドマン・サックス、プルーフポイント側がBofAセキュリティーズ、モルガン・スタンレー、JPモルガン、UBS、みずほ証券の米国法人だった。
では、約1兆円という価格は、セキュリティ業界の大型買収の中でどんな位置にあるのか。背景には、約4カ月前に報じられた売却観測と、ヴァロニスの業績、そして競合に流れ込む巨額の資金がある。
・売却観測から買収合意まで、約4カ月の舞台裏
・ヴァロニスの売上高と利益、63億ドルの重み
・グーグルのWiz、パロアルトのCyberArkと並べた位置づけ
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