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- 2026/10/19 04:17 掲載
米アンソロピック、自社株の5%を新設の公益ファンドへ拠出と発表 株主承認が条件
同社の発表によると、ファンドは同社が全額出資する有限責任会社(LLC)で、501(c)(3)に該当する非営利法人ではない。寄付の形態を柔軟に選べるようにするためだと説明している。
拠出比率は、将来さらに増える可能性がある。企業価値があらかじめ定めた基準値から50%上昇するごとに、取締役会の判断で2%を追加できる仕組みとした。
ファンドの使途としては、従来型の非営利団体への大口の寄付や、特定の人々への直接の分配などを挙げた。例として、AIが労働市場に与える影響への対応を示している。AIの進展が速く、より踏み込んだ取り組みが必要になる可能性があるとして、ファンドにはその柔軟性を持たせたと説明している。
一方で、LLCが保有するアンソロピック株は、米国内外を問わず、ロビー活動や政治献金には使わないという。
同社は発表で、多くのテック企業が経営陣に株式報酬を段階的に与えるのに対し、アンソロピックはその株式を公益に振り向けると説明した。仕組みの狙いについては「the more Anthropic grows, the larger the share of the company that can be dedicated expressly to the public good」(会社が成長するほど、公益に明確に充てられる株式の割合が大きくなる)と述べている。
ファンドの構造とガバナンス、上積みの節目となる企業価値の水準は、今後数か月以内に公表する予定。進捗は、今後発行する公益に関する報告書で報告するとしている。
では、公益に向かう株式は、全体でどこまで膨らむのか。背景には、創業時から積み上げてきた株式の誓約と、7月に公表した巨額の研究基金がある。
・「5%」の先にある、全株式の約2割の中身
・創業時から続く株の寄付と、従業員の参加の実態
・AIと雇用に投じる研究基金の使い道と、残る未公表の論点
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