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- 2026/10/19 20:21 掲載
第一ライフの豪子会社、生保大手Challenger買収を提案 1株11.80豪ドル、拘束力なし
提案は、TDAが持っていない残り79.5%の普通株式を、スキーム・オブ・アレンジメント(裁判所が関与する会社法上の買収手続き)で取得し、持ち分を100%にするという内容。Challengerの開示は、TDAの現在の保有比率を明記していない。ただ、残り79.5%という記載から、TDAはすでに約2割を保有しているとみられる。価格は1株あたり11.80豪ドル(1豪ドル=109円台前半で換算して約1,290円)で、直近1か月の出来高加重平均価格(VWAP)である10.03豪ドルに対し17.7%のプレミアムを付けた。
Challengerによると、提案を受け取ったのは10月16日(金)の市場終了後。実行は、デューデリジェンス(資産査定)の満足な完了、受け入れ可能な条件でのスキーム実行契約の締結、複数の規制当局の承認などが条件となる。取締役会は提案を検討中で、拘束力のある提案や取引が実現する保証はないとしている。株主に対応は求めていない。
第一ライフグループ(東証プライム上場)も同日、一部報道を受けて開示資料を出した。TDAがChallengerの取締役会に法的拘束力のない提案を提出したことは確認しているが、現時点で法的拘束力のある取引を進めることに関して決定した事実はないという。今後、公表すべき事実が決まった場合は、適時適切に開示するとしている。
では、すでに約2割を握る第一ライフグループは、なぜ全株の取得に踏み込むのか。提案価格を、同社が昨年Challengerの株式を買い集めたときの価格と並べると、見えてくるものがある。
・2025年の取得価格より約4割高い、11.80豪ドルの重み
・MS&ADとアポロ系ファンドから買い集めた、約2割の足場
・「暫定」提案の先にある、取締役会と規制当局の関門
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