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- 2026/10/20 14:17 掲載
米OpenAI、COBOLなど学習データの少ない言語の性能向上を発表 移行評価の正解率86.6%
OpenAIによると、COBOLはオンラインバンキングシステムの40%超、対面のクレジットカード取引の80%、ATM取引の95%を支えているという(いずれもIBMの数字を引用)。Fortranも気象予報や原子炉の安全性解析に使われている。
評価には2つのベンチマークを使った。1つは新たに作成した「MultiLangBench」で、SQLite互換のデータベースエンジンをゼロから作れるかを、COBOLやFortranなど20言語で測る。テストはSQLiteの既存テストスイートを基にし、参照実装のSQLiteで出力結果を検証する。もう1つは、既存のCOBOLプログラムをC++、Java、Kotlin、Python、Rustのいずれかへ移行し、動作を保てるかを見る評価だ。隠しテストで出力のバイト単位の一致を求め、すべてに通って初めて成功とする。
MultiLangBenchの平均テスト合格率(最大推論設定)は、GPT-6 Astraが87.4%で、GPT-5.6 Solの26.8%から上昇した。言語別では、COBOLが10.9%から72.1%、OCamlが25.6%から85.8%、Fortranが21.4%から83.5%、Visual Basicが27.5%から89.4%になった。低価格モデルのGPT-6 Lunaは平均40.3%で、平均API費用はGPT-5.6 Solより約78%低いという。
COBOLからの移行評価では、GPT-6.1 Solが低推論設定で正解率86.6%を記録した。GPT-5.6 Solの5.4%から上がり、APIコストは約39%少ない。推論設定を高めると97.9%に達した。
OpenAIはMultiLangBenchの評価環境、テストスイート、言語別の結果をGitHubで公開した。開発者はAPIから最新モデルを試せる。
では、OpenAIが示した97.9%という数字を、そのまま銀行の基幹システムに当てはめてよいのか。背景には、今年2月に市場を揺さぶった競合の動きと、日本政府が示してきた巨額の試算がある。
・20言語で唯一の弱点だったCOBOLと、OpenAI自身の注意書き
・アンソロピックの発表で市場が動いた2月、IBMの反論
・「最大12兆円」の試算から見る日本の基幹システム刷新
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