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- 2026/10/23 12:17 掲載
NTT、既存ソフトの「AI-Ready」変換技術を確立 設計書の不整合検出を27%から80%へ
同社によると、長年運用されているシステムでは、改修を重ねるうちに設計書の内容と実際のコードが一致しなくなることがある。生成AIがシステムの構造や仕様を正確に把握しにくくなり、どこを直せばよいか、別の機能に影響が出ないかを確かめる作業にも手間がかかるという。
ソフトウェア開発の約6割は、既存システムの改修・保守・再開発といった追加開発が占める。一方で、生成AIの活用は新規開発が中心になっているとしている。
今回の技術は、仕様書や設計書、コード、テストなどの成果物を機能単位に分け、そのつながりをAIが読み取れる情報として構造化する。予備実験では、設計書に意図的に埋め込んだ41件の誤りを対象に検出力を比べた。従来手法のRAGは11件(27%)の検出にとどまったのに対し、提案手法は33件(80%)を検出した。
RAGは、生成AIが回答を作る前に、外部のデータベースや社内ドキュメントから関連情報を探し出す技術。NTTは、関連文書を検索・参照するだけでなく、成果物間の関係をあるべき姿と照らし合わせて確認した点が差になったとみている。
NTTは今後、さまざまな規模・特性の既存システムでの評価を進めるとともに、実際の開発・保守案件へ技術を適用し、実用化をめざす。研究成果は、11月18日~25日に開催するNTT R&D FORUM 2026に展示する予定。
国内では、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本アイ・ビー・エムが10月15日にAI駆動開発「A-Native」での協業を発表するなど、開発現場へのAI活用をめぐる動きが出ている。
では、NTTの技術は、生成AIにテストを任せる方式と何が違うのか。実験では、仕込んだバグの検出結果に加え、それとは別の発見もあった。
・不整合の検出率を押し上げた、成果物をつなぐ解析の仕組み
・テストの「抜け」を洗い出す「テスト観点空間」の正体
・仕込んだバグ以外に見つかった潜在バグは、どこに潜んでいたか
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