フジテックの社外取３人解任＝「物言う株主」が提案―臨時株総

エレベーター大手フジテックが２４日、滋賀県彦根市で開いた臨時株主総会で、社外取締役５人のうち３人が解任された。「物言う株主」として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが社外取全員の解任を株主提案していた。総会では、オアシスが社外取に推薦した６人のうち４人が選任され、フジテックが提案した２人の選任は否決された。

株主提案の結果、社外取が解任されるのは異例。取締役９人中４人をオアシスが推薦した海外のエレベーター業界経験者らが占めることになる。フジテックは新たな経営体制の下でガバナンス（企業統治）の強化などを迫られる。

【時事通信社】 〔写真説明〕臨時株主総会が開かれたエレベーター大手フジテックの本社＝２４日午前、滋賀県彦根市