スタバ、4─6月売上高は予想下回る　北米市場低調　中国は急回復

[１日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスが１日発表した第３・四半期（７月２日まで）は世界既存店売上高が市場予想を下回った。ただ、値上げやコストの伸び鈍化が寄与し、１株利益は市場予想を上回った。

株価は引け後の時間外取引で一時２％超下落したものの、その後は切り返し小高く推移した。

世界の既存店売上高は１０％増と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の１１．８％増を下回った。

若者や富裕層の顧客取り込みを目指し、新商品を投入したものの、北米市場でのトランザクション（取引）は１％の伸びにとどまった。

一方、中国市場の業績は回復し、既存店売上高は４６％急拡大した。

海外部門の既存店売上高は２４％増。市場予想は２５．７％増だった。

一方、特別項目を除く１株当たり利益は１ドルで、市場予想の０．９５ドルを上回った。

営業利益率は１７．４％と、前年同期の１６．９％から上昇した。商品関連コストの上昇が和らぎ、賃金や従業員の福利厚生への投資拡大による影響を相殺した。