中国人民銀、不動産部門を支援へ　企業の資金調達コストも引き下げ

[北京 １日 ロイター] - 中国人民銀行（中央銀行）は１日、今後数カ月で企業の資金調達コストを引き下げ、市場の期待を安定させるとともに、不動産セクターを支援すると表明した。

今年下半期について話し合う国家外為管理局（ＳＡＦＥ）当局者との会議後に声明を発表した。

人民銀は個人向け住宅ローン金利と頭金比率の引き下げを引き続き指導するなど、不動産セクターの「安定的で健全な発展」を支援すると表明。既存の住宅ローンについても合法的かつ秩序ある方法で金利を調節するよう商業銀行に指導する方針を示した。

また、国境を越えた資本の変動を注視し、人民元を基本的に安定させ、企業の為替ヘッジに対する支援も強化する。

地方政府の債務リスク清算に関する金融支援を調整し、重要分野の金融リスクを効果的に防ぐ方針も示した。