伊フェラーリ、第2四半期決算好調　通期利益見通しを上方修正

［ミラノ　２日　ロイター］ - イタリアの高級車メーカー、フェラーリが２日発表した第２・四半期決算は、調整後ＥＢＩＴＤＡ（利払い・税引き・償却前利益）が前年同期比３２％増の５億８９００万ユーロとなった。「デイトナＳＰ３」、「８１２コンペティツィオーネ」、「ＳＦ９０ストラダーレ」の需要好調に支えられた。

第２・四半期の出荷台数は前年同期比２％減の３３９２台だった。欧州・中東・アフリカを除く全地域でわずかに減少した。ハイブリッド車が前年同期比２倍強増え、全体の４３％を占めた。

フェラーリは第２・四半期の異例な好決算と堅調な受注を理由に、通年の調整後ＥＢＩＴＤＡ見通しを従来予想の２１億３０００万─２１億８０００万ユーロから２１億９０００万─２２億２０００万ユーロに上方修正した。

ベネデット・ビーニャ最高経営責任者（ＣＥＯ）は決算発表後の電話会議で「受注は全地域、全製品群にわたって驚異的な高水準を維持している」と語った。