伊銀インテーザ・サンパオロ、ロシアの代表事務所閉鎖へ

［ローマ　２日　ロイター］ - イタリア最大のリテール銀行インテーザ・サンパオロは、モスクワ代表事務所の閉鎖を決めた。広報担当者が２日明らかにした。ただ、資産処分に対するロシアの規制のため完全な撤退承認が得られずにいるという。

ウクライナ侵攻時点のロシア法人従業員は約９００人で、２７支店を通じて企業顧客のみに営業していた。

広報担当者は、閉鎖に関するイタリア紙メッサジェロの報道を確認。同行はこれまでにもロシアでの事業縮小に取り組んできており、代表事務所閉鎖による影響はないと述べた。

メッサジェロは、代表事務所が数カ月以内に閉鎖される予定と報じた。