米製造業新規受注、6月は2.3％増　輸送用機器などへの需要旺盛

[ワシントン ３日 ロイター] - 米商務省が３日発表した６月の製造業新規受注は前月比２．３％増加した。輸送用機器などに対する旺盛な需要が追い風となり、金利が上昇しているにもかかわらず製造業の一部の力強さを示した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は２．２％増だった。前年同月比は０．９％増。

５月は前月比０．４％増だった。

輸送用機器の受注は１２．０％増。５月は４．２％増だった。民間航空機は６９．４％、自動車は０．９％それぞれ増加した。

コンピューター・電子製品は１．６％増。電気機器・家電・部品は１．５％増加した。一方、機械は０．２％減少した。

製造業出荷は０．１％増。在庫は横ばい。受注残は１．８％増加した。

企業の設備投資計画の指標とされる航空機を除く非国防資本財（コア資本財）の受注は０．１％増。前回発表の０．２％増から改定された。

国内総生産（ＧＤＰ）の企業設備投資の計算に使われるコア資本財の出荷は０．１％増加。前回発表は横ばいだった。