ドイツ連銀、政府預金への利息払い停止へ　10月から

[フランクフルト ４日 ロイター] - ドイツ連邦銀行（中央銀行）は４日、国内公共部門の預金に対する利息支払いを１０月から停止すると発表した。中銀の損失を食い止める狙いがあるとみられる。

これらの預金にはユーロ短期金利（ＥＳＴＲ）が適用されてきたが、今年に入りＥＳＴＲから２０ベーシスポイント（ｂｐ）差し引いた水準に引き下げられた。ＥＳＴＲは現在３．６５％。

ドイツ連銀は対象となる預金額について言及しなかった。

４月にはマネーマーケットや短期債券など、より魅力的な保管先に資金がシフトしたため、連銀の口座に保管されている全ての一般政府預金が「１０００億ユーロをはるかに下回っている」としていた。