東芝、経営再建へ非上場に　ＪＩＰ連合が8日にＴＯＢ開始

［東京　７日　ロイター］ - 東芝買収を計画する日本産業パートナーズ（ＪＩＰ）の連合は７日、８日に株式公開買い付け（ＴＯＢ）を開始すると発表した。経営再建を目指す東芝は、紆余曲折を経て国内ファンド主導で非上場化する。

買付期限は９月２０日まで。ＪＩＰ連合は１株４６２０円で買い付ける。買付予定数を取得した場合の総額は約２兆円となる。ＪＩＰ連合にはロームや日本特殊陶業などが参加する。

東芝は同日、ＴＯＢに賛同するとともに、株主に応募を推奨することを決議した。東芝株は上場廃止になる見込み。

東芝を巡っては、事業分割案が臨時株主総会で否決された後、２０２２年４月に株式の非公開化を含む戦略的選択の募集を開始。ＪＩＰ連合が優先交渉権を得て、買収の正式提案に向け調整を進めた。