マツダ、4―6月期は営業黒字　中国の販売計画は見直し検討へ

［東京　８日　ロイター］ - マツダが８日発表した２０２３年４─６月期連結決算では、営業損益が３００億円の黒字だった。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大に伴う中国・上海のロックダウンの影響で１９５億円の赤字だった。出荷が増え大幅に改善した。

ただ、中国、東南アジアの販売が足元で減少しており、７─９月期決算に向けて販売計画の見直しを検討するとしている。２４年３月期通期の業績予想は据え置いた。

４─６月期の販売は、米国、欧州、日本は計画通り進捗したが、中国は前年同期比１７％減、東南アジアは２４％減だった。タイは３０％減、ベトナムが３７％減となった。

通期の営業利益予想は前年比２６．８％増の１８００億円。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１７人の予想平均１９９８億円を下回っている。