ＮＹタイムズ、第2四半期は実質利益と売上高が予想超え

［８日　ロイター］ - 米紙ニューヨーク・タイムズ（ＮＹＴ）が８日発表した第２・四半期決算は、調整後の１株当たり利益が０．３８ドルとなり、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の０．２１ドルを上回った。広告収入が市場予想よりも速いペースで回復していることが業績を支えた。

売上高は５億９０９０万ドルで、アナリスト予想の５億８０５０万ドルを超えた。

景気の先行き不透明感から企業が広告費の削減を余儀なくされた後、広告収入は回復基調にある。特にホスピタリティ、旅行、小売りといった業界が広告費を増やしている。

ＮＹＴの第２・四半期は、マーケティング支出の回復が追い風となりデジタル広告収入が前年同期比６．５％増えた。

第３・四半期の広告収入見通しについて同社は横ばいと予想。アナリストは４．１％減を予想していた。

第２・四半期にデジタル版のみの購読者は１８万人増えた。第１・四半期は１９万人増だった。同社は２０２７年までに購読者１５００万人を目指している。