ＡＢＮアムロ第2四半期、純利益83％増　24年のコスト目標未達も

[９日 ロイター] - オランダの大手銀行ＡＢＮアムロが９日発表した第２・四半期決算は、純利益が８３％増と予想を上回った。金利の上昇が寄与した。

４７億ユーロ（５１億６０００万ドル）としている２０２４年のコスト削減目標はインフレとマネーロンダリング（資金洗浄）対策のため、実現は困難との見方を示した。

２３年通期のコスト予想は５２億ユーロ程度とし、従来の５３億ユーロから引き下げた。

第２・四半期の純利益は８億７０００万ユーロと、同行がまとめたアナリスト予想の５億７０００万ユーロを上回った。前年同期は４億７５００万ユーロだった。

普通株等Ｔｉｅｒ１比率（ＣＥＴ１）は前年同期の１５．５％から１４．９％へ低下した。

中間配当は１株当たり０．６２ユーロとした。