著名投資家バーリ氏、Ｓ＆Ｐ５００などの下落予想するオプション取引

［ニューヨーク　１４日　ロイター］ - 著名投資家マイケル・バーリ氏が率いる米資産運用会社サイオン・アセット・マネジメントが第２・四半期末時点で、主要株価指数のＳ＆Ｐ総合５００種とナスダック１００が下落することに賭けるオプション取引を行っていたことが、１４日公表された証券当局への届け出資料で明らかになった。

サイオンは第２・四半期に、ナスダック１００に連動した運用を目指す「インベスコ・ＱＱＱ・トラスト」上場投資信託（ＥＴＦ）の下落に賭けるプットオプション７億３９００万ドル（原資産ベース）を購入。「ＳＰＤＲ・Ｓ＆Ｐ５００」ＥＴＦのプットオプションも同８億８６００万ドル買った。

バーリ氏は、２００８年の世界金融危機前に住宅バブル崩壊に賭けた「世紀の空売り」で知られる。