中国の商業銀行、上期の増益率2.6％に鈍化＝規制当局

［北京　１８日　ロイター］ - 中国国家金融監督管理総局は１８日、国内商業銀行の上半期の純利益が前年比２．６％増だったことを明らかにした。前年同期の増益率を４．５％ポイント下回った。

中国の商業銀行は、融資需要が低迷する中、景気対策の一環で政府の要請に応じて融資を増やすため、貸出金利を引き下げている。

第２・四半期末の商業銀行の不良債権比率は１．６２％で、第１・四半期末から横ばいだった。

第２・四半期末の商業銀行の自己資本比率は１４．６６％で、第１・四半期末から０．２％ポイント低下した。

中国人民銀行（中央銀行）は１７日発表した金融政策実施報告で銀行は持続的に実体経済を支援するため、適切な水準の利益と純金利マージンを維持する必要があると指摘した。