アメリカン航空パイロット労組が新契約承認、報酬46％以上アップ

[シカゴ ２１日 ロイター] - 米アメリカン航空のパイロット労働組合は２１日、４年間で９６億ドル以上の賃金増と福利厚生拡充が盛り込まれた新たな契約を承認した。航空会社が人員不足に見舞われる中、組合側の交渉力が反映された。

同社のパイロット１万５０００人が加入する労組は、７２．７％がこの契約に賛成したと発表。契約期間中、パイロットの報酬は全体で４６％以上拡大する。

ジェフリーズのアナリストによると、米航空業界は約１万人のパイロットが不足していると推計されている。このギャップは２０２７年まで続く見込み。