米ロウズ、5─7月期決算が市場予想上回る　通年見通し維持

［２２日　ロイター］ - 米ホームセンター大手ロウズが２２日発表した第２・四半期（５─７月期）決算は、既存店売上高と利益が市場予想を上回った。住宅の小規模な修繕・維持向けの商品が堅調で、インフレなどを背景とする大型商品の不調を補った。

既存店売上高は１．６％減少。リフィニティブがまとめた市場予想（２．３６％減）よりも小幅な落ち込みにとどまった。

１株利益は４．５６ドルで、こちらも市場予想の４．４９ドルを上回った。木材価格の下落や厳格なコスト管理が寄与した。同社は通年の売上高と利益見通しを据え置いた。

マービン・エリソン最高経営責任者（ＣＥＯ）は、日曜大工（ＤＩＹ）部門で消費者心理がさらに改善したと指摘。

また、下半期は「マクロ環境にかかわらず」同社の住宅修繕関連事業が、市場全体を上回る業績を上げるとの見通しを示した。オンライン販売の好調やプロの建築業者向け事業が伸びていることを理由に挙げた。