トランプ氏の関税導入案、ホワイトハウスが批判

[ワシントン ２３日 ロイター] - 米ホワイトハウスのベイツ報道官は２３日、トランプ前大統領が提案したと報じられている全ての輸入品への関税導入について、米国の労働者や経済への打撃となり、インフレ高進につながると指摘した。

米紙ワシントン・ポストは２２日、トランプ氏が２０２４年の大統領選に向けた経済政策をまとめるため、先週ニュージャージー州で経済アドバイザーと夕食会を開いたと報じた。そこでは米国の全ての輸入品に普遍的な関税を課す計画などが議論されたという。

ベイツ報道官はこうした計画はインフレ高進につながるため、バイデン大統領は「強く反対する」と述べ、バイデン政権は同盟国と協力して、中国のような国の不適切な貿易慣行に対応すると強調した。