米百貨店ノードストローム、5―7月決算は予想超え　下期は減速へ

［２４日　ロイター］ - 米百貨店ノードストロームが２４日発表した第２・四半期（５―７月）決算は、売上高が前年同期比８％減の３７億７０００万ドルとなったが、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の３６億５０００万ドルは上回った。１株当たり利益は０．８４ドルで、やはり予想平均の０．４４ドルを上回った。

ナイキなど「戦略的」ブランドの陳列を増やしたことが奏功した。

ただノードストロームのキャサリン・スミス最高財務責任者（ＣＦＯ）は、第２・四半期末にかけて百貨店と傘下のアウトレットショップ「ラック」の両方で売り上げの伸びが減速したとし、「消費者の慎重姿勢は続きそうだ」との見方を示した。

クレジットカードを利用した購入では支払い遅延も徐々に増え、コロナ禍以前の水準になったと説明。下期から来年にかけて貸し倒れによる損失が増える可能性があるとした。