被害者救済の円滑化検討＝ビッグモーター不正―損保協会

日本損害保険協会は１９日、中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題を受け、不利益を受けた契約者の救済を円滑化する方策を検討すると発表した。自動車保険の等級を速やかに訂正できるよう、具体策策定を急ぐ。

ビッグモーターの水増し請求に伴い、必要以上の保険金を支払って保険等級が下がった契約者には、各保険会社が等級の訂正を進めている。損保協会は、不正請求時と現在で契約している保険会社が異なる場合でも迅速な手続きを目指す。保険会社同士の情報連携の促進や、窓口の明確化、書類のひな型の統一などを模索する。

【時事通信社】 〔写真説明〕中古車販売大手ビッグモーターの看板