仏中銀、第3四半期成長率は前期比0.1％と予想　夏季に活動鈍化

[パリ ９日 ロイター] - フランス中央銀行は９日に公表した月例景況感調査で、第３・四半期の経済成長率はサービス部門の好調にもかかわらず前期比０．１％にとどまるとの予想を示した。小売りやホテル、飲食などの好調でサービス部門が伸びたが、夏季に経済活動が鈍化したとみられ、先月予想した０．１─０．２％から小幅下方修正となった。

フランス国立統計経済研究所（ＩＮＳＥＥ）は、１０月３１日に第３・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）速報値を発表する。

第２・四半期は堅調な輸出が異例と、メンテナンス終了に再稼働した原子力発電所が増えたことから、０．５％成長と大幅な伸びとなっていた。

中銀が８５００社を対象に実施した月次調査によると、サプライチェーン（供給網）問題の緩和が製造業部門の生産を支えているものの、受注の状況は悪化している。