来年の英経済成長率、Ｇ７で最低に　高金利が重し＝ＩＭＦ

［ロンドン　１０日　ロイター］ - 国際通貨基金（ＩＭＦ）が１０日発表した世界経済見通しによると、来年の英国の経済成長率は０．６％と、主要７カ国（Ｇ７）で最低となる見通し。

従来予測の１．０％から下方修正された。ドイツの０．９％、フランスの１．３％を下回っている。

ＩＭＦはイングランド銀行（英中央銀行）がインフレ抑制で高金利の維持を迫られることが背景だと説明している。

今年の英国の経済成長率予測は０．５％。ドイツのマイナス０．５％に次いでＧ７諸国で２番目に低い。

スナク英首相に対しては、来年の国政選挙を控えて与党・保守党内から減税と景気の押し上げを求める声が出ている。世論調査では野党・労働党が大きくリードしている。