仏経済、第3・第4四半期は緩やかな成長　ＩＮＳＥＥが予想据え置き

［パリ　１２日　ロイター］ - フランス国立統計経済研究所（ＩＮＳＥＥ）は１２日、第３・四半期の経済成長率が前期比０．１％、第４・四半期は０．２％になる見込みとし、前月の予想を維持した。食品価格上昇が鈍化し、消費者心理の改善につながるとした。

通年の成長率は０．９％になると見通した。政府の予算案は１％の成長を想定している。

国内基準の消費者物価指数（ＣＰＩ）は９月の４．９％から年末に４．４％まで鈍化する見通し。今年消費者と政府を悩ませた食品価格の上昇率は９．６％から６．９％に低下すると予想した。エネルギー価格上昇で前月よりインフレ圧力がやや強まったことから、年末の予想は前月から小幅に上方修正された。