ＢｏｆＡ、第3四半期利益が予想上回る　投資銀行部門など好調

Manya Saini　Nupur Anand

[１７日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）が発表した第３・四半期決算は１株利益が０．９０ドルとアナリスト予想平均の０．８２ドルを上回った。投資銀行部門およびトレーディング部門が好調だったほか、他行と同じく金利収入が増加した。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「当行は全ての事業分野で顧客と口座を増やした。健全だが鈍化している経済環境下でこれを実現した。米個人消費は昨年をなお上回っているものの減速が続いている」とした。

第３・四半期の消費者銀行部門の収入は６％増の１０５億ドル。デビットカードやクレジットカードの利用額も３％増加した。

第３・四半期の純利益は１０％増の７８億ドルだった。

投資銀行部門の手数料収入は２％増の１２億ドル。セールス・トレーディング部門の収入は８％増の４４億ドルと過去１０年超で最高を記録した。

純金利収入（ＮＩＩ）は４％増の１４４億ドルだった。

不透明なマクロ経済環境を考慮し、貸倒引当金繰入額は１２億ドルと前年同期比から３億３６００万ドル増加した。

金利費用控除後の収入は３％増の２５２億ドルだった。