メキシコ、テスラ工場建設に期待　州政府はインフラ整備へ

Daina Beth Solomon

[メキシコ市 １９日 ロイター] - メキシコ北部ヌエボレオン州当局者は１９日、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラが引き続き州内に工場建設を予定しているとし、建設を後押しするため政府はインフラ整備に１億３０００万ドル以上を投資すると明らかにした。

テスラは３月にヌエボレオン州の工場建設計画を発表したが具体的な時期は明らかにしなかった。イーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は前日の決算発表で、同州サンタカタリナが引き続き候補地だとしたが、世界経済の先行き不透明感で着工時期は不明だとし、年内に開始する可能性は低いと説明した。

一方、サンタカタリナのナバ市長は、工場建設予定地で地元当局がインフラ整備を進めている説明。「州と市はテスラから要請されたインフラ整備のための調査を進めており、州が提供する額は２５億ペソ（１億３６４６万ドル）以上になる」とし、「２０２４年上期には工場建設が開始されることを期待している」と述べた。