コスモ、１２月に臨時株主総会＝旧村上系への買収防衛策諮る

コスモエネルギーホールディングス（ＨＤ）は２４日、旧村上ファンド系の投資会社などによる株式の買い増し方針を受け、臨時株主総会を１２月１４日に開催すると発表した。旧村上系は現在、合計で約２０％の株式を保有しており、２４．５％程度までの追加取得の意向を示している。総会では買い増しに対抗する買収防衛策発動の是非を諮る。

コスモは２４日、旧村上系は企業価値向上への具体策を持っていないと指摘し、株式の追加取得は「中長期的な企業価値や株主共同の利益を毀損（きそん）する恐れがある」との見解を表明した。

防衛策の発動が承認されれば、旧村上系がコスモ株を買い増した場合に他の株主に新株予約権を無償で割り当て、保有比率を引き下げる。

【時事通信社】