仏ルノー、欧州外で新8モデル投入計画　32億ドル投資へ

Gilles Guillaume

[パリ ２５日 ロイター] - フランスの自動車メーカー、ルノーは２５日、世界的なルノーブランド再生に向けた取り組みの一環として、２０２７年までに３０億ユーロ（３２億ドル）を投じ、欧州域外で新たに８モデルを投入し、電気自動車（ＥＶ）販売を強化すると発表した。

ルノーの１─９月販売は欧州が６９％を占め、前年同期の６３％から拡大した。

ルノーブランドのファブリス・カンボリブ最高経営責任者（ＣＥＯ）は発表文で「製品刷新が欧州で実を結びつつあり、ブランドをよりグローバルで収益性の高いものにする」と述べた。

２７年までにＥＶとハイブリッド車が欧州以外での販売の３分の１を占めるようになるという。

世界市場向け新型車の第１弾は、小型スポーツ多目的車（ＳＵＶ）「カーディアン」で、ルノーブランドの主要市場の一つであるブラジルで２４日に発表された。中南米とモロッコで来年発売する。