七十七銀、保険代理店業で子会社新設＝結婚相談支援で実証実験も

七十七銀行は１０日、個人・法人向けに生命保険などの代理店業務を行う子会社「七十七ほけんサービス」を新設すると発表した。新会社を設立して長期的な人材育成や経験人材の確保を進め、業務における専門性を高めるのが狙い。

激甚化する自然災害やサイバー攻撃などに対応するため、新会社では同行グループとして初めて法人向けの損害保険商品の取り扱いを始める。資本金は３億円で１００％同行が出資。設立日は来年３月１日、開業日は同７月１日を予定。

同日開かれた中間決算会見で小林英文頭取は、実証実験として結婚相談事業に取り組むことも併せて発表した。人口減少や少子化による事業承継問題が表面化する中、地元企業社員や自治体職員向けの成婚支援で地域を活性化するのが狙い。婚活事業を手掛けるＩＢＪなどと連携し、来年４月に結婚相談所の運営を開始するとしている。

〔写真説明〕七十七銀行の看板＝仙台市青葉区