米財政赤字、10月は24％減の670億ドル　被災地の納税で歳入拡大

[１３日 ロイター] - 米財務省が１３日発表した１０月の財政収支は赤字額が前年同月比２４％減の６７０億ドルだった。前年同月は８８０億ドルだった。１０月の赤字額としては２０１７年以来最小となった。

エコノミスト予想は６５０億ドルの赤字だった。

カリフォルニア州など自然災害に見舞われた地域の納税期限が延長された影響で歳入が過去最高となり、利払い費の急増を相殺した。

１０月の歳入は２７％増の４０３０億ドルとなった。

歳出は１６％増の４７００億ドル。米国債の利払い費が前年比４１０億ドル増となり、純増分６４０億ドルの約３分の２を占めた。

９月３０日に終了した２０２３会計年度の財政赤字は約１兆７０００億ドルと、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的な大流行）時期を除くと最大だった。