農林水産省は２７日、能登半島地震で生産者が被災した石川県の伝統的な魚醤「いしり・いしる」など７産品を、新たに地理的表示（ＧＩ）保護制度に登録したと発表した。登録証の授与式で、能登いしり・いしる生産者協議会の船下智香子会長は「今年は大変厳しい１年になるが、登録が励みになった」と喜びを語った。

いしり・いしるは、イカやイワシを原料に１年以上発酵・熟成させて製造し、日本三大魚醤の一つに数えられる。

【時事通信社】 〔写真説明〕農林水産省の地理的表示制度に登録された能登半島の魚醤「いしり・いしる」（同省提供）