Noele Illien

[チューリヒ ２８日 ロイター] - スイスの金融大手ＵＢＳは２８日、セルジオ・エルモッティ最高経営責任者（ＣＥＯ）の昨年の報酬が１４４０万スイスフラン（１５９０万ドル）だったことを明らかにした。欧州の銀行トップで最高額となった。

年次報告書で明らかにした。従業員全体の昨年のボーナス原資は１４％減の４５億ドルだった。

エルモッティ氏はＵＢＳが同業のクレディ・スイスを救済買収した後の昨年４月５日にＣＥＯに復帰。年次報告書によると「少なくとも統合プロセスが完了するまでは留任することを確約している」という。

エルモッティ氏の報酬はスイスの上場企業トップで有数の高さとなったが、製薬大手ノバルティスのバス・ナラシンハンＣＥＯの１６００万フラン強には及ばなかった。

欧州の銀行では、ＨＳＢＣのノエル・クインＣＥＯが１０６０万ドル、サンタンデールのアナ・ボティン会長が１２２４万ユーロだった。