ここ数年、テレワーク移行やクラウドサービスの活用が進んだことにより、企業システムの内部と外部の境界は曖昧になってきており、これまで主流であった境界防御は通用しなくなってきている。そこで注目を浴びるようになったのが、守るべき資産に対するアクセスをすべて検証するゼロトラストだ。しかし、ゼロトラストの重要性が語られるようになったものの、ポイントを正しく理解できていない人も少なくない。本記事では、なぜゼロトラストが重要なのか、ゼロトラストを導入する上での留意点などについて解説する。
ゼロトラスト構築に躓く企業は多い
たとえば、リモートワークの普及やそれに伴うモバイルデバイス活用拡大により、社外から社内にアクセスする機会が増えた。もちろん、VPNを活用して社内ネットワークへのアクセスする方法もあるが、テレワークが全社的なものになればVPNなどでは対応しきれず、アクセス集中によるネットワークの遅延などを引き起こしてしまう。
そうした課題がある中で、注目されはじめたのが「ゼロトラスト」の考え方に基づくセキュリティ対策だ。しかし、ゼロトラスト環境の構築に躓く企業は少なくない。新たなツールをいくつか導入すれば良いというものではなく、その考え方の理解抜きには社内で機能するゼロトラスト環境の実現は難しい。
それでは、自社の担当者は本当にゼロトラストを理解できているだろうか。ここからは、ゼロトラスト環境構築に着手する前に知っておきたい「ゼロトラスト構築のポイント」を解説したい。
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・なぜ、ゼロトラストなのか? ゼロトラストを優しくおさらい
・ゼロトラスト導入時で気を付けたい「3つの留意点」
・楽になるのは情シス部門だけじゃない?ゼロトラスト導入の4大メリット
・Society5.0にゼロトラストが不可欠な理由
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