速いITと遅いITが混在する時代のセキュリティ
一方で、技術のライフサイクルが長いものも存在する。たとえば、PCサーバやプリンタなどのような製品は、完璧さを求めるがゆえに、利用者の意見を受け、製品の企画に落とし込み、改良し顧客に届けるまでには早くて半年から1年程度時間を要する。また、そもそも5Gネットワーク技術などのように10年以上使用される前提の技術もある。これらを「遅いIT」と定義する。
このように速いITと遅いITが社内環境に混在する状況の中では、サイバー攻撃者の狙い目となる弱点が生まれやすい。そのため、速いITには速いIT、遅いITなら遅いITに適した対策をとるなど、複眼的な視点によるセキュリティ対策が必要になるのだ。
しかし、このように多方面に対して対策を検討できるほど充実した人材リソースを抱えた企業は多くないはずだ。それでは、企業はどのようなポイントに注意し、対策を講じれば良いのだろうか。ここからは、門林氏が昨今のサイバーセキュリティの攻撃事例、各国のセキュリティ規制の動向を踏まえた対策のポイントを解説する。
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・攻撃者は「流行りの技術」が好物と考えている理由
・違反すると罰金も?欧州・米国のセキュリティ規制の最新事情
・この先、訴訟リスク高まる「IT製品」の特徴
・対策のキホン、忘れてはいけない「6つのポイント」とは
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