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  • 2024/04/17 掲載

「脱PPAPサービスは不要」、その理由とファイル送信の最適解とは?

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ファイル共有の方法として主流だったPPAP(パスワード付き圧縮ファイルとパスワードについて別のメールで送る施策)について、脆弱性が指摘されるようになり、PPAP廃止に乗り出す企業も増えてきた。しかし、ファイルを送る側と受け取る側ではネットワークの環境や規定が異なるため、自社にとって運用しやすい共有方法でも、他社にとってはそうではない場合がある。本稿で「脱PPAPサービス」は本当に必要なのかを検証する。
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セキュリティの懸念なくファイル共有する方法とは?
(Photo/Shutterstock.com)

PPAPではセキュリティ上の懸念が残る2つの理由

 PPAPの語源は、諸説あるものの、以下4つの言葉の頭文字を取った造語との説が有力視されている。

  • パスワード付きzipファイルを送る(Password)
  • パスワードを送る(Password)
  • 暗号化(Angou)
  • プロトコル(Protocol)

 これらが示すように、PPAPではデータ共有の際、暗号化したzipファイルをメール添付で送り、別のメールで復号用のパスワードを送信する。

 このPPAPが昨今敬遠されるようになった理由は、大きく2つに分けられる。1つ目は、ファイルが添付されたメールとパスワードを記載した別送のメールは、経路は変わらずメールを盗み見る「盗聴」リスクの低減にはつながらないことだ。

 2つ目は、Emotet(エモテット)に代表されるような暗号化ファイルによる攻撃手法が、盛んに行われていることである。Emotetはメールアカウントなどの情報を窃取することに加え、ほかのウイルスなどへの二次感染を引き起こすマルウェアだ。攻撃者はあえてPPAPでメールを送って、受信者側のウイルス対策ソフトやマルウェア検知をかいくぐり、相手にウイルスを送り付ける。

 昨今のサイバー攻撃の動向も踏まえ、PPAPを継続的に利用すると、セキュリティ上懸念点が残ってしまう。企業はどのような手法でファイルを共有すれば良いのだろうか。

この記事の続き >>

  • ・約19%の企業が脱PPAP対策を取引先から拒否されている
    ・脱PPAPソリューションも「結局PPAPと変わらない」
    ・「脱PPAP向けサービス不要」ならばファイル送信の最適解は何か?

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