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ゼロトラストが「組織作り」の観点で注目され始めたワケ、経営視点の超メリットとは
今や、情報セキュリティの主流となりつつある「ゼロトラスト」。これは「誰も信用しない」ことを前提に、すべての活動を監視・検証するというアプローチだ。このゼロトラストの概念や手法が、昨今ではセキュリティの観点からだけでなく、企業組織や人の働き方を大きく変える技術としても注目されているという。本稿では、ゼロトラストが企業組織や業務に与える変化やメリットについて、国立情報学研究所教授の佐藤一郎氏が語った。「現代の情報セキュリティ」と「中世の城郭都市」の共通点
古くから都市国家を守ってきた城壁は、20世紀に入って急速に無用化していった。その理由は、「大砲や航空機などの攻撃には対応できない」「城壁が経済活動を阻害する」「都市の肥大化により、城壁外にも守るべき対象が展開した」というものだった。
佐藤氏は、「まさに同様の変化が現代の情報セキュリティにも起きている」と指摘する。長いこと主流となってきた境界防御は、「攻撃の高度化に対応できない」「外部利用のボトルネックとなる」「クラウドを含めた境界外部のサービスが拡大している」ことから、もはやその効力を失いつつある。一刻も早くゼロトラストセキュリティを導入して、企業組織や業務のあり方を変えていくべきだと佐藤氏は語る。
そして、その実現には、単に必要な技術やツールを導入するだけではなく、経営層自身がゼロトラストセキュリティの必要性を正確に理解し、トップダウンによる意識改革と主体的かつ継続的な運用の取り組みを進めていく必要があるという。
「ID付与やアクセス制御を行うためのポリシーやルールを整備し、常に適切な運用が行われているか検証する手段として、セキュリティガバナンスが必要になります。そのためにも、ゼロトラストセキュリティには、企業のトップおよび経営層のコミットメントが欠かせないのです」(佐藤氏)
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・経営層から見たゼロトラストセキュリティのメリットとは何か?
・技術者がやってしまいがち……経営層に理解してもらえない伝え方
・組織を挙げてゼロトラストを推進する方法
・危機感からやるセキュリティ対策では、どこまでいっても“コスト扱い”
・ゼロトラストが組織変革にも効く深い理由
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