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  • 2025/09/17 掲載

オムロンが「人間とAIの融合」で狙う大革命、「卓球ロボット」に12年もかける深いワケ

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オムロンが「人間とAIの融合」で狙う大革命、「卓球ロボット」に12年もかける深いワケ


AIやロボットが日常のあらゆる場面に入り込む時代、今「人と機械はどう共存するのか」という根本的な問いが突きつけられている。単なる“人の代わり”を超えた先、人間とテクノロジーが融合した社会には何が起きるのか。オムロン 執行役員 技術・知財本部長であり、オムロン サイニックエックス 代表取締役社長も務める諏訪正樹氏が、オムロンの最新プロジェクトを通じて「人と機械が『融和』した未来」について語った。

約50年前にオムロン創業者が予見していた「AIとの共生」

 1933年に創業されたオムロンには、創業者・立石一真氏が残した企業哲学がある。「機械にできることは機械に任せ、人間はより創造的な分野での活動を楽しむべきである」──この言葉が語られたのは、今から約50年も前のことだ。「機械」を「AI」と捉えれば、まさに現代について語っているように感じる。

 この哲学を背景に、オムロンでは現在、人と機械の関係性を3つの段階で捉えているという。

「オートメーションの世界では、まず人の作業を担う『代替』の段階があり、次に人と機械がお互いの得意分野を生かしながら働く『協働』の世界があります。そして最終的には、機械が人の成長を促し、人の意欲を引き出す『融和』の世界へと発展していくと考えています」(諏訪氏)

 現在、多くの工場でロボットが導入され始めているが、オムロンが描く「融和」の世界はさらに“その先”を見据えている。特徴的なのは、オムロンの研究子会社であるオムロン サイニックエックスでは、機械を単なる産業用ロボットではなく、「身体と五感を有するAIエージェント」として定義している点だ。

この記事の続き >>

  • ・なぜ、オムロンは12年にも渡り「卓球ロボット」を進化させ続けているのか?
    ・卓球ロボットの進化で見えた「機械が人を理解する」瞬間
    ・2050年、「人間とAI」のタッグで“ノーベル賞級”の研究量産を狙う
    ・すでに成果が……AIサイエンティストによる「材料開発」革命
    ・汎用AIへの「最後の壁」を突破する鍵とは

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