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  • 2025/10/22 掲載

世界最高水準を目指す…ソフトバンクが国産AI「Sarashina」を1から作る“本当の狙い”

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世界最高水準を目指す…ソフトバンクが国産AI「Sarashina」を1から作る“本当の狙い”


AIの世界で「日本発の技術革新」が現実のものになろうとしている。海外の大手テック企業が先行する生成AI分野で、日本語に特化した独自モデルの開発競争が激化している中、注目を集めているのがSB Intuitionsが開発する国産大規模言語モデル「Sarashina」だ。同社の最新モデルは、すでにGPT-4o miniを超える日本語性能を達成し、GPT-4oに迫る水準まで到達している。果たして、日本は生成AI分野で世界をリードできるのだろうか。

13.7エクサフロップスの計算力で挑む国産AI革命

「我々は現在、約1万基のGPUを活用して基盤モデルの開発を進めております」と、切り出したのは、SB Intuitions R&D本部 本部長の三好利昇氏だ。

 SB Intuitionsが構築したAI計算基盤の規模は驚異的だ。2025年7月に完成したNVIDIA Blackwell GPU約4000基を含む総計1万基超のGPUクラスターは、合計13.7エクサフロップスの計算処理能力を誇る。これは現在稼働している「NVIDIA Blackwell GPU」を搭載したシステムとして世界最大級の規模となる。

 この計算基盤の構築は段階的に進められた。2023年9月にNVIDIA DGX A100約2000基で開始し、2024年10月にはH100を約4000基追加。そして2025年7月、最新のB200を約4000基を導入することで、現在の規模に到達した。特に注目すべきは、大規模モデル学習に必要な高速データ通信を実現するため、NVIDIAの最新ネットワーク技術「Quantum-2 InfiniBand」を採用している点だ。

 SB Intuitionsはここまで大規模な仕掛けを施しているが、生成AIの分野で世界をリードできるのだろうか。

この記事の続き >>

  • ・国産AI開発戦略の核心とは
    ・世界最高水準の性能実現に向けて
    ・マルチモーダル機能で広がるビジネス活用の可能性
    ・AIエージェント時代に向けた次世代プラットフォーム構想

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