スマホアプリや新規事業、なぜ成長期の「マネタイズ」がうまくいかないのか
新しいITサービス、立ち上げ期と成長期では求められるものが異なる
新しいWebサービスやスマホアプリの配信、IoTの新規事業など、デジタルビジネスの立ち上げ期は、とにかくスピード優先で、失敗を繰り返しながら何度もトライし、成功の糸口をつかむことが重要になる。その際のIT基盤やシステム部門に求められるものは、相次ぐピボット(事業転換)やビジネス環境の変化にも耐えられる「柔軟性」や、万が一事業がうまくいかなった場合でも損失を最小化できる「初期コストの削減」、あるいはその後、事業が急成長した場合でも耐えられる「拡張性」だろう。開発や運用部門を重厚に構えて組織的に行うというより、とにかく身軽に対応することが重要で、ほとんど1人ですべてを回すようなケースもある。
ここ数年は特にスマホアプリで成功をつかみとった企業も少なくないが、いま、こうした企業も一つの課題に直面している。それが「マネタイズ」の問題だ。スタートダッシュに成功し、ようやく事業として収益に貢献できる段階になったにも関わらず、「思うように儲からなくなってきた」というケースが増えてきているのだ。
その理由は大きく2つある。1つ目は、競争の激化だ。一定のスタートダッシュに成功すれば、あまり手をかけなくても儲かるというケースが限られてきた。また、初期投資をしっかりかけないと成功しづらくなっており、投資回収までの時間が長期化しつつあることも一因と言える。
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