マクニカネットワークス株式会社 / Nota株式会社 / 株式会社Zendesk 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2022/01/12 掲載
記事をお気に入りリストに登録することができます。
コロナ禍はコンタクトセンターの在り方を根幹から揺るがした。多くの企業がオペレーターの安全確保のために在宅業務への移行に踏み切り、今もその理想形を模索している。そうした中、コンタクトセンターのデジタルシフトを進めてきた損保ジャパンの事例が、1つのロールモデルとなりそうだ。優れたカスタマーエクスペリエンスの実現は、AIチャットボットの導入、オンラインカスタマーセンターの開設など、形だけのデジタル化では達成できない。肝心なのは「ヒトとデジタルの融合」という。損保ジャパンのコンタクトセンターの改革に迫る。

「ツールありき」で迷走したデジタル化初期と大きな方針転換

 2015年、損害保険ジャパンはコンタクトセンターのデジタル化に向けて始動した。オペレーターの確保をはじめ、多様化する顧客ニーズへの対応、業務効率化、応対品質の向上を図るため、AI(人工知能)の活用やWebメニュー開発を進めたのだ。

 同社 カスタマーコミュニケーション企画部の福田晋太郎氏は、「当初は、AIを活用してどう無人化するか、Webメニューをどう増やすかという、ツールありきの開発スタンスになっていました。また、アドオン的な発想でメニューばかりを増やした結果、AIの育成は進まず、基幹システムの改修も達成できませんでした。現場からは『Web対応が増えて業務が煩雑になった』といった声も上がるような状態だったのです」と振り返る。

photo
損害保険ジャパン
カスタマーコミュニケーション企画部
福田晋太郎氏

 そこで2019年、同社はデジタル化の方針を大きく転換させる。開発思想を改め、「デジタル技術で顧客に簡単・便利なサービスを提供する一方で、ヒトが感動・信頼といった価値を提供する」というものに変更した。ヒトとデジタルの役割分担を前提とした協調を目指し、それに合わせた業務設計に取り組むことになったのだ。

 こうしたタイミングで、新型コロナの流行によりあらゆる企業の在宅ワークが進み、在宅におけるコンタクトセンター業務を可能にするノンボイス化のニーズも高まった。損保ジャパンのデジタル化もその波に乗り、AI音声自動応答サービス「ボイスボットによる、メインの電話対応業務のデジタルシフト」を進めることになったのだ。ここからは、損保ジャパンが実現したコンタクトセンター業務の最適化の実態を解説する。

この記事の続き >>
・電話とWeb双方の利点を生かすCX(顧客体験)の設計とは
・コンタクト業務の本丸、ボイスボットによる電話対応のデジタルシフト実現法
・スモールスタートで展開する開発体制の3つのポイント

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!

  • ここでしか見られない

    1万本超のオリジナル記事が無料で閲覧可能

  • 多角的にニュース理解

    各界の専門家がコメンテーターとして活躍中!

  • スグ役立つ会員特典

    資料、デモ動画などを無料で閲覧可能!セミナーにご招待

  • レコメンド機能

    ​あなたに合わせた記事表示!メールマガジンで新着通知

関連タグ



処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます