“乗り物(自動車)”の変革からはじまる物流システムの再定義
物流業界が抱えている最大の課題は人手不足であろう。特に深刻なのはトラックのドライバー不足である。このドライバー不足は、ドライバーの長時間労働や過酷な労働環境につながり、さらに人手不足を加速させるという悪循環を起こしている。さらに、小口配送が増加して配送業務が複雑化していることや、配送時間短縮のニーズに応えるべく競争が激化していることも、物流業界の課題をさらに深刻なものにしているようだ。
イー・ロジットの代表取締役社長兼チーフコンサルタントの角井亮一氏は、物流業界は転換期にあると語っている。
「厳しい状況に立たされている物流業界は、今大きな転換期にあり、物流会社のあり方は今後10年で大きく変わっていくでしょう。それは、物流の担い手である“乗り物(自動車)”の変革を受け、物流システムが再定義されるという形をたどると考えています。乗り物の変革に合わせて物流システムが再定義される中で、物流業界が今直面している課題は解消されていくと考えています」(角井氏)
それでは、物流業界にはどのような変化が起きるのか。ここからは、物流業界に大きな影響を与える自動車業界の変化を含めて解説していきたい。
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