モバイル利用は「ブラウザ」から「アプリ」へ
スマートフォンやモバイルアプリは今や、ゲームやエンターテイメントだけでなく、生活のあらゆる場面に浸透し、さまざまな市場環境に大きな変化を及ぼしている。この変化への対応を強く促すのが、全世界のアプリ配信事業者のトップ100社のうち9割以上に向けてアプリ市場分析プラットフォームを提供しているApp Annieだ。
同社 日本・韓国リージョナルディレクターの滝澤琢人氏は、「App Annie DECODE TOKYO」において、まず現在の消費者のモバイル利用がどのように変化しているのかを紹介した。それによると1時間のスマホ利用のうち実に53分がアプリに使われており、ブラウザはわずか7分だ。モバイル利用は「ブラウザからアプリへ」という顕著なシフトが起こっているのである。
滝澤氏はさらにその中身にも言及。消費者が多用するアプリがコミュニケーションやソーシャルのほか、食事、仕事、旅行・交通、マッチング、エンターテインメント、教育、ショッピング、ゲーム、支払い、ニュース、フィットネスなど日常生活のあらゆる側面に広がっていることを示し、「企業が消費者に価値をもたらす方法が変化しています。モバイルアプリの効果的な活用を促進していくことは、一時的な取り組みではなく成長戦略の要であり、顧客創造や売上拡大の原動力となります」と説く。
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など