アイリスオーヤマ、米国内での生産体制強化。トランプ政権による相互関税に対応

アイリスオーヤマの米国現地法人IRIS USA, Inc.は、2025年4月21日、米国内の生産体制強化を目的に約1300万ドルの追加投資を行うと発表した。トランプ政権による相互関税措置により輸入製品のコスト上昇や供給リスクが顕在化したことを受け、サプライチェーンの強靭化を図るための措置である。

投資内容には、ペンシルベニア工場でのペットシーツ製造ラインの新設、ウィスコンシン工場での医療用マスク生産設備の導入、全4工場でのプラスチック成型事業の拡大が含まれる。

IRIS USAは、1992年の設立以来、ウィスコンシン、テキサス、アリゾナ、ペンシルベニアの4拠点で、主にプラスチック製生活用品の生産・供給を行っている。今回の投資により、米国内での生産能力を高め、供給の安定化とコスト競争力の強化を図る。?