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- 2026/10/02 16:54 掲載
HENNGEが従業員ゼロの新会社「HENNGE AI」 実務はAIエージェント、生成AIの統制を支援
代表取締役にはHENNGE執行役員の今泉健氏が就き、取締役にはHENNGE取締役副社長の永留義己氏が就いた。AIエージェントを最大限に活用してゼロから組織を作った場合に、どのような構造が最適かを検証する狙いもあるという。
背景には、大規模言語モデル(LLM)などのガバナンスやセキュリティの確保、運用コストの肥大化が障壁となり、企業のAI活用がPoC(概念実証)にとどまるケースが少なくない現状がある。HENNGEは、生成AIの安全活用を支える仕組みとして、契約ユーザー数300万以上のクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」で蓄積したセキュリティやID管理のノウハウを生かす。
新会社では、HENNGE社内で使っている「AI Gateway」のシステムをベースに、AIエージェントを安全に運用するためのサービスを開発する。複数の生成AIモデルを切り替えて使い、利用状況を可視化・管理できる仕組みで、ユーザーやグループ単位でのAIモデルの割り当て、モデルごとの利用コストの可視化と予算に応じた上限設定、HENNGE OneのID管理基盤(IdP)と連携したシングルサインオン(SSO)などの機能を計画する。将来は、AIエージェントやボットといった非人間IDを管理・認証する基盤への拡張も構想する。
ClaudeやChatGPT、Visual Studio Code、Difyなどとの連携を想定する。提供開始は2027年9月までを予定し、料金や利用条件はサービス開始時に公表するとしている。
今泉氏は「AI活用の障壁であるガバナンスとコストの課題は、自ら実践しなければ本質が見えないと考えています」とコメント。HENNGE代表取締役社長の小椋一宏氏は「国内子会社を設立するのは初めてであり、HENNGE AIは新たな『変化(HENNKA)』と『チャレンジ(CHALLENGE)』です」と述べた。
では、従業員を置かない新会社は、海外勢がひしめく市場で何を武器に戦うのか。米国の大手が相次いで投入した競合サービスの中身と、HENNGE本体の業績が示す余力がある。
・米大手3社のAIゲートウェイと、HENNGEの違い
・コスト管理で先行する海外勢の「機能と価格」
・本体の業績と「ARR200億円」目標から見た新会社の位置づけ
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