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- 2026/10/03 01:32 掲載
オラクルが原発コスト3億ドル肩代わり ウィスコンシン州の利用者100万件超の負担軽減
ポイントビーチ原発は50年以上にわたり、同州に安定した炭素排出ゼロの電力を供給してきた。発表によると、オラクルは同原発の電力の一部を購入することで、上昇が続く原発のコストから利用者を守り、家庭の電気料金への圧力を和らげるとしている。恩恵を受ける電力利用者は100万件を超えるという。
オラクル・クラウド・インフラストラクチャー(OCI)を率いるエグゼクティブバイスプレジデントのマヘシュ・ティアガラジャン氏は「約3億ドルのエネルギーコストの上昇分を吸収することで、ウィスコンシン州の電力利用者を守りながら、同州が頼りにする信頼性の高い炭素排出ゼロの電力を支える」とコメントした。
今回の取り組みは、同社が同州ポートワシントンで進めるデータセンター開発「プロジェクト・ライトハウス」の延長線上にある。同プロジェクトは地元経済に110億ドル(約1兆7,380億円)超をもたらし、3年間で4,000人超の建設雇用と1,000人の運用部門の雇用を生む見込み。さらにオラクルは、同プロジェクトのエネルギーコストを全額自社で負担し、利用者の電気料金への影響を抑えるとしている。
米国ではAI向けデータセンターの建設が電力需要を押し上げ、地元の電気料金への影響が懸念されている。同日には米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)も、データセンターの立地地域に10億ドル超を投じる計画を明らかにした。なお、ポイントビーチ原発をめぐっては、運営する米ネクステラ・エナジーが2050年代までの運転延長を決めている。
オラクルによる電力の引き受けは、ウィスコンシン州公益事業委員会(PSC)の承認が条件となる。同社は審査の過程で、州や地元の当局と協力していくとしている。
では、なぜオラクルは、本来は地元の電力会社と利用者が背負ってきた原発のコストを、自ら引き受けるのか。背景には、データセンターをめぐって同社が州の規制当局と繰り広げてきた攻防と、巨大テック各社による原発電力の争奪戦がある。
・オラクルが州の規制当局を提訴した「担保要件」の中身
・原発の電力単価はどこまで上がる? 2033年の見通し
・マイクロソフト、アマゾン、メタ、グーグルの原発契約との規模比較
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