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- 2026/10/07 13:44 掲載
韓国LGエレクトロニクス、7~9月期は営業益13.5%増、累計は売上・利益とも過去最高
1~9月の累計は売上高71兆3,807億ウォン(約8兆4,440億円)、営業利益4兆346億ウォン(約4,770億円)で、いずれも過去最高となった。前年同期比ではそれぞれ9.2%、55.9%の増加となる。同社は地政学的な不安定さやマクロ経済の変動が続くなかでも、コスト構造の改善と販売増による効果で、物流費や材料費などの上昇を吸収したと説明している。
事業別では、家電事業がプレミアム製品と普及価格帯の両面での展開に加え、家電のサブスクリプション、オンライン販売、B2Bの拡大で売上を伸ばした。テレビなどのメディア・エンターテインメント事業は、有機EL(OLED)テレビなどのプレミアム製品と新興国市場の開拓で増収となり、webOSのプラットフォーム事業も成長を続けたという。車載部品事業は受注残の売上転換と車載インフォテインメントの販売増で安定成長を続けており、同社は「B2B事業の中の安定したキャッシュカウ」と位置付けている。一方、空調(HVAC)事業は売上を前年並みに保ったものの、将来の成長分野への投資で収益性がやや低下したとしている。
同社は今後に向け、AIデータセンター向け冷却ソリューションの生産設備を増強するとともに、ロボット事業の基盤づくりを進めている。ソウルの良才(ヤンジェ)には韓国最大規模のロボット学習用データ工場を、昌原(チャンウォン)にはロボット用アクチュエーターの製造拠点を整えるという。LGはヒュンダイと並び、フィジカルAIとロボット開発でも注目を集めている。事業本部別の業績と純利益は、10月下旬の決算説明会で公表する予定だ。
では、増益で累計も過去最高でありながら、なぜ市場はこの決算を「期待外れ」と受け止めたのか。背景には、前の四半期の利益を押し上げた一時的な要因と、証券アナリストが注目する新事業の受注残がある。
・市場予想を2割超も下回った営業利益の中身
・前期比で半減、4~6月期を押し上げた「関税還付」
・AIデータセンター冷却、アナリストが見込む受注残
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