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- 2026/10/10 10:00 掲載
「OpenAIとの協力を停止せよ」人間中心とAI共存で数学界対立
OpenAIが700本を超える数学論文公開を強行したことを批判
一部の証明には正しさをコンピュータで検証できるプログラミング言語を用いた形式化データが添付されているがすべてが検証されているわけではない。公開の翌日には誤りが発見された3本の原稿が撤回されている。
この公開に対しAHM(人間のための数学協会)は10月7日に異例の反対声明を発表した。声明の中で同団体は700以上のファイルを一度に公開する手法は学術的な成果を示すものではなく企業の権力を誇示する行為にすぎないと指摘した。さらに世界中の数学者に対してOpenAIとの一切の協力を停止し人間の理解を中心に据えた科学のビジョンへ回帰するよう求めている。
OpenAIは論文公開に際し独立諮問委員会である数学と人工知能に関する助言グループ(AGMAI)と協議し、その提言に基づいていると説明した。しかし人間のための数学協会は助言グループが事前の指針でAI企業に対して非公開の社内モデルで高度な数学問題を検証する行為の中止を求めていた点に言及しOpenAIがその前提を無視して公開を強行したと非難している。
数学界ではAIモデルが導き出した証明が形式的に正しくてもそれが人間にとって理解可能であり新たな数学的直感や概念的洞察をもたらすかは別の問題であるという見方が広がっている。AIによる大量の成果生成が研究の自律性や信頼性を損なう可能性への懸念が高まる中、AIと人の協業による数学研究を推進するグループと人間中心の研究であるべきとする団体の間で意見の対立が続いている。
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