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- 2026/10/10 17:10 掲載
米クラウドフレア、音声・動画も判断するAI「Clef-omni」を公開 重みもオープンに
判断特化AIは、文章を生成せず、状況と質問を受け取って選択肢ごとの確信度を返すモデルだ。米TypeSafe AIの「Jev」が先行し、クラウドフレアはJevと互換のAPIで追う立場にある。
Clef-omniは、「Qwen3-Omni-30B-A3B-Instruct」を土台とする混合専門家(MoE)モデルだ。音声読み上げの出力部分は使わず、入力全体を1回の処理で採点する。音声はwavとmp3、動画はmp4とwebmに対応する。従来のように、音声の文字起こしや動画の音声・映像の分離といった前処理を挟まず、1回のAPI呼び出しで判断できるという。
処理速度は、テキストのみの判断で中央値約130ミリ秒、画像で約150ミリ秒、音声は数百ミリ秒。音声付きの21秒の動画でも約1.5秒で採点するという。
価格は入力100万トークンあたり、Clef-omniが0.15ドル(約24円)。Clef-flashは0.09ドル(約14円)から0.038ドル(約6円)に下げ、Jevより安くなったとしている。Clefは0.24ドル(約38円)で据え置いた。
ただしClef-flashは、ホスト版のコンテキスト窓を64kから24kに縮めた。入力が24kを超えるリクエストは全体の0.24%にすぎないという。公開済みの重みは変更しておらず、256kのコンテキスト窓に対応して学習されているため、自前で動かせばより長い入力も扱える。
Clefの高速化は、配信基盤をSGLangに移したことによる。重みは変えていない。中央値の応答時間は、入力約800トークンで262ミリ秒から152ミリ秒(1.7倍)、約3400トークンで616ミリ秒から305ミリ秒(2.0倍)、約1万6000トークンで2721ミリ秒から1635ミリ秒(1.7倍)に縮んだ。
クラウドフレア社内では、公開GitHubのドキュメントリポジトリでのスパムissueの検出、CMS「EmDash」でのプラグインのフィッシング審査、個人情報(PII)の検出などにClefを使っているという。
では、音声と動画まで読める全部入りの新型は、旧型のClefやJevと比べて、どこが伸び、どこが伸びなかったのか。背景には、クラウドフレア自身が公開した41項目のベンチマークと、数字の読み方をめぐる留保がある。
・全部入りのOmniは旧型Clefを超えたのか、41項目の勝ち負け
・Jevに97.2対72.6の大差、でも大きく引き離された項目も
・「独立した再現はまだない」、数字の読み方への注意
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